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車いすの管理できていますか?

今回は、生活期、在宅の現場における車いすの管理に関するお話です。

皆様が担当されている利用者、患者様が使用されている車いすに関して、ブレーキの利きや、タイヤの空気圧など日頃確認されていますでしょうか?

介護保険レンタルの場合、福祉用具貸与事業者がそのあたりのメンテナンスは半年に1回ほどは実施されていると思います。

しかし、病院、施設内ではなかなかそのようにもいかないのではないでしょうか。

リハビリテーションという生活に直結する部分の役割を担っているセラピストが、その部分を行えるということは重要であると思います。

実際に、私がよく目にするのは、ブレーキが緩くなっているという状況です。

これは非常に危険で、転倒、転落事故に直結する事案になります。

要因として主なものは
①ブレーキの緩みと位置のずれ
②タイヤの空気圧の変化
などだと思います。

①に関しては、ブレーキの位置調整、②に関してはタイヤの空気圧調整となりますが、いずれも可能な限りその場で対応できる方がよいことは言うまでもありません。

その場での調整が難しい場合は、必ず生活において気を付けるべきこと、ブレーキが緩いとどういったことが起こるのかを伝えることが重要であり、できる限り早めの対応が必要だと思います。(必要に応じて多職種での報告を行い、早く対応ができるようにします)

移乗自立の方の場合は、車いすを支えにして移乗していないかどうか、移乗している場合、ブレーキ調整などがすむまでどのようにして移乗すべきか、介助で移乗される場合は、介助者に固定の方法をお伝えするなどが必要です。

調整後も頻回にゆるみが生じるなどの場合は、生活の中でどこかにぶつかっていたり等、使用状況から要因が考えられないか、実際に動作を確認するということもセラピストとしての専門性の一つであると思います。

福祉用具は安全に利用が継続できるよう多職種で確認ができる体制を整えることも重要です。

波野優貴先生


理学療法士
福祉用具プランナー
シーティングコンサルタント
勤務先
◯株式会社SOMPOケアネクスト
地域包括ケア推進部生活リハビリ推進グループ
◯大阪府立大学 非常勤講師
福祉用具論の一部を担当