ブログ詳細

Blog List

看取り期における家族支援について

≪下記に該当する方は参考にしてください≫

〇これから終末期に関わりたいと思っている方

〇終末期にリハビリテーションが必要なのか分からない方

【終末期リハビリテーションのポイント⑬】

   常に客観的な視点をもつこと!

今回は家族支援の看取りの時期を説明していきます。

この時期になると主治医から対象者やご家族の方に対し、多くのケースで余命が伝えられております。

しかし、時には対象者の精神状態や病気を罹患する前からの希望により対象者へは余命に関しては何も伝えられていないこともあります。

余命に関しては、とてもデリケートな部分になってくるので、介入前に情報の確認は必ず行った方が良いと思います。

 この時期の対象者の状態に関しては、腫瘍から生じる疼痛が強い時には麻薬などを服用しており、傾眠傾向になっていることもあるが、中には混乱状態になっている方や昼夜逆転している方もおられます。

対象者の状態確認はもちろんであるが、ご家族の方の健康状態や睡眠状態などの身体的な状態確認に加え、疲労の蓄積や日々目まぐるしく変化が生じることから現状を受け止められないなど精神的な負担が大きくなっている方もおられるので、精神面の確認や支援、傾聴、助言も必要になってきます。 

最期を迎えるにあたり、ご家族の方は対象者に対し、やはりもっと生きて欲しいという気持ちが日々大きくなってくるのも事実であります。

このことからご家族の方含め、看取りの場所を自宅と決めていたとしても心肺停止後に救急車を呼ぼうとする方もおられます。

しかし、心肺停止後には救急搬送が出来ないことや自宅で最期を迎えたいということを対象者も希望していたことなども伝え、看取りの受け入れを支援することも医療従事者としては必要なことになってきます。

この点に関しては、現場で実際に対応することになると誰もが迷い、対応後も選択は正しかったのかと自問自答することですが、生前からの関わりにより、対象者やご家族の方の希望や意志を常に確認し、共に考え、共に取り組んでいくことで最期に伝えられる言葉が生まれてくるのだと思います。

投稿者
小池隆二先生


理学療法士
湖東地域医療介護連携ワーキング部会員
能登川地区医療福祉ネットワーク 企画・運営
株式会社OneMoreShip 代表取締役