足の専門家 PT山口剛司の臨床家ノート
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PT山口剛司の臨床家ノート その13 膝疾患患者の足の評価
これまでは足の機能評価を行う際のポイントについて、述べてきましたが、一つ症例を挙げながら考察してみましょう。 右膝関節に障害のある40代の女性についてです。今年1月に右膝の不調により、関節鏡視下で滑膜の切除を実施したケー […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その12 フォワードランジや片脚立位から、他の動作との関連性を推測する
現在までに姿勢動作観察のポイントについて、4つの項目を解説してきました。 特に単独の項目については、片脚立位とフォワードランジ動作は、とても重要な項目です。 われわれセラピスト側が観る客観的な評価の目線でいえば、どの項目 […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その11 フォワードランジの外乱動揺
さて、このフォワードランジでの運動観察は、少しアレンジをするとさらに足の機能を浮き彫りにできる仕組みがあります。 フォワードランジ動作では、膝の軌道がどのように軌跡を描くかを全額面で観察すると良いでしょう。 これは特に客 […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その10 フォワードランジの評価と介入
フォワードランジはADLの中では、さほど見られない動作ではありますが、アスリートやスポーツ愛好家など、活動量が大きく激しい運動をする方にはぜひ見ていただきたい動作項目です。 この動作は、立位姿勢の状態から、一般的には所謂 […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その9 片脚立位と足部の評価
片脚立位は、図のように支持側の下肢、膝関節をロックしない程度に伸展位で保持し、非支持側を股関節70°~90゜程度まで屈曲した状態で姿勢制御するように指示 します。 通常はこの運動タスクでも、正中位保持ができないケースも少 […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その8 片脚立位と足部の評価
片脚立位の観察の詳細なポイントを説明します。 片脚立位は、大変シンプルな運動タスクですが、観るポイントを工夫すればいろんなことが推察できます。 とりわけ、足部に関しては運動方向の特徴が出てくるため、同時に荷重点位置の特徴 […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その7 立位姿勢における足部回内・回外とアーチの関係
立位姿勢では、主に足の形と骨配列つまりアライメントを観察します。 例えば回内位なのか、回外位なのか、少し細かくいいますと、後足部が回内か、前足部が回内か・・・などいくつかのパターンがあります。 ここで手がかりになるのが、 […]
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PT山口剛司の臨床家ノート その6 足部の運動観察のポイント
私は、回内方向に何回、回外方向に何回とか、回内位で傾いたまま動かないとか・・ ごく単純なんですが、これでその方の特徴が掴めます。 例えばフォワードランジの際は、前足部に荷重が集中し、かつ安定しないとうまく股関節と膝関節を […]
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PT山口剛司の臨床家ノート 足部の診かたシリーズ その5 足部の運動範囲を評価せよ
前回記載した、足の関節運動が伴う場合のポジティブな印象の場合は、関節の運動範囲はどうなの?というのが問題となります。 これもあくまで臨床においては、動的な場面での観察と対応になるので、あくまでセラピストの目測と主観的、患 […]