肩甲骨の専門家 PT楠貴光の臨床家ノート
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その20 僧帽筋の効果的なストレッチング
肩甲骨の内転作用を有する筋には、僧帽筋上部・中部・下部線維、菱形筋が挙げられます。 今回は、僧帽筋の効果的なストレッチングの方法について まず、僧帽筋について、解剖学の知識を整理してみると、 僧帽筋の起始部は、外後頭隆起 […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その19 肩甲挙筋の筋緊張が亢進する理由と、肩甲骨運動への影響について
患者さまや利用者さまが、『肩が重だるい』、『よく肩が張る』と訴えられる部位のひとつに、肩甲挙筋が挙げられるのではないでしょうか? 肩甲挙筋の付着部は、肩甲骨上角であり、内側上方に向けて走行し、脊柱に付着することから、肩甲 […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その18
上肢の前方挙上が困難な症例について考えてみましょう。 上肢の前方挙上時には、肩関節機能として、『肩甲上腕関節の屈曲運動の質の評価』や『肩甲胸郭関節での肩甲骨の運動については、肩鎖関節、胸鎖関節の機能、肩甲帯周囲の筋機能の […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その17
今回は、関節可動域検査における肩関節屈曲角度の測定について考えてみます。 肩関節屈曲の関節可動域検査について、日本リハビリテーション医学会の関節可動域測定では、以下のように規定されています。 計測肢位 : 座位または立位 […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その16
今回は、肩甲骨の触診について考えてみたいと思います。 ・肩甲棘 ・肩甲骨の内側縁 ・肩甲骨の外側縁 ・肩甲棘内側端 ・上角/下角 ・肩峰外側端(前、後) これらのランドマークをしっかりと触診できることが大切と考えます。 […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その15
大胸筋を鍛えるトレーニングといえば、ベンチプレスを想像するのではないでしょうか。 ベンチプレスでは、肩関節が水平内転および水平外転方向に運動します。 大胸筋は、肩関節水平内転時の主動作筋として、さらには肩関節の水平外転方 […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その14
脳血管障害片麻痺患者において、大胸筋の筋緊張亢進により、上肢を挙上やリーチする際には、肩関節の屈曲に内旋や内転運動を伴うような症例が多いです。 上腕骨骨折後や肩関節周囲炎の患者に対する運動療法場面においても、大胸筋の伸張 […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その13
臨床のリハビリテーションでは、上肢機能の向上を図る際の動作練習として、座位で両手を挙上し、前方に伸ばすような練習をすることは、多くあるのではないでしょうか。 この動作練習の遂行時の体幹、股関節の運動と筋活動を整理してみま […]
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PT楠貴光の臨床家ノート 肩甲骨の機能を運動学的に考える その12
肩甲骨機能と体幹の関係性について考えてみましょう。 臨床のリハビリテーション場面では、胸腰部が屈曲し、いわゆる円背姿勢を呈する高齢の患者さまや脳血管障害片麻痺患者さまを多く見受けるのではないでしょうか。 このように胸 […]