在宅支援の専門家 OT浅田健吾の臨床家ノート
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認知症診断後の支援について
超高齢社会となり、医療現場において認知症を有する方と接する機会は決して珍しくありません。 こうした対象者の方々に、我々はどのような支援を行うべきなのでしょうか? 過去には、早期の診断と治療開始に関心が集中していましたが […]
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認知症の行動・心理症状と、その評価方法について
認知症を発症すると、中核症状を基盤として様々な行動・心理症状(以下、BPSD)が生じ得ます。 認知症疾患ガイドラインでは、BPSDを以下の4つに分類しています。 1.活動亢進に関わる症状 焦燥性興奮、易刺激性、脱抑制、 […]
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認知症で生じ得る主な認知機能障害について
認知症を呈すると、その疾患ごとに様々な症状が生じます。 認知症で障害されやすい主な認知機能には、『注意』『遂行機能』『記憶』『言語』『視空間認知』『行為』『社会的認知』があるとされています。 『全般性注意障害』 全般性 […]
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認知症と他の病態を区別する方法
臨床を行う中で、「この方は認知症なのだろうか?」と判断に迷う場面は無いでしょうか? 今回は、特に対応する機会が多いと考えられるアルツハイマー型認知症(以下、AD)と他の病態を区別する方法を一部ご紹介します。 まずは生理 […]
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認知症の疑われる対象者に対して、療法士ができること
臨床場面では、認知症と診断されていなくても認知症が疑われる対象者と関わる機会は少なくないでしょう。 そういった際、場合によってはご本人やご家族に受診を促すこともあるかと思いますが、ただ促すだけでいいのでしょうか? ご本人 […]
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認知症を呈する方に多く見られるアパシーについて
認知症を呈する方に生じる行動・心理症状(BPSD)は様々ですが、その中でもアパシー(無関心・無気力な状態)は、Neuropsychiatric inventoryというBPSDを測定する検査を用いた研究で、30~80%の […]
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在宅における認知症利用者への対応のポイント
超高齢社会となり、在宅現場でも認知症を呈する方(もしくは認知症の発症が懸念される方)を対応する機会は非常に多いと思います。 今回は、認知症の方を対応するにあたってリハ職の皆さんが留意しておくべきポイントについて解説いたし […]
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在宅リハ評価 生活パターンの聞き取りの重要性
対象者さんにどういった生活課題が存在するかを確認する目的で、生活パターンの評価はよく行われているかと思います。 今回は、そうした生活パターンの聞き取り時におけるポイント・注意点の確認です。 日常的なパターンであれば、朝 […]
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OT浅田健吾の臨床家ノート 在宅現場で意外と多く出くわすケース「退院当日における玄関アプローチの見落とし」
対象者さんの活動・参加に関わる動作で、“移動”についての評価を行う機会は非常に多いと思います。 ベッドからトイレまでの移動、自宅から社会参加の場までの移動といった“目的地までの移動”であったり、洗い場から浴槽への移動やレ […]