在宅支援の専門家 OT浅田健吾の臨床家ノート
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各認知症における症状の特徴 -前頭側頭葉変性症-
前頭側頭葉変性症(frontotemporal lober degeneration:以下、FTLD)では、 前頭葉(役割:感情・意思・計画・運動性言語のコントロール)と側頭葉(役割:聴覚・味覚・判断力・記憶・言語理解の […]
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各認知症における症状の特徴 -Lewy小体型認知症-
認知症疾患の中では約20%と、Alzheimer型認知症に次いで多い変性性認知症疾患がLewy小体型認知症です。 変動する認知障害、パーキンソニズム(動作緩慢・寡動・制止時振戦・筋強剛のうち、いずれか1つ以上)、繰り返す […]
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各認知症における症状の特徴 -Alzheimer型認知症-
Alzheimer型認知症では、記憶障害が最も中核的な症状とされています。 特に近時記憶やエピソード記憶の障害が特徴的であり、会話の内容や約束事を忘れてしまったり、物を無くして探し回るといった事が多くあります。 HDS- […]
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認知症診断後の支援について
超高齢社会となり、医療現場において認知症を有する方と接する機会は決して珍しくありません。 こうした対象者の方々に、我々はどのような支援を行うべきなのでしょうか? 過去には、早期の診断と治療開始に関心が集中していましたが […]
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認知症の行動・心理症状と、その評価方法について
認知症を発症すると、中核症状を基盤として様々な行動・心理症状(以下、BPSD)が生じ得ます。 認知症疾患ガイドラインでは、BPSDを以下の4つに分類しています。 1.活動亢進に関わる症状 焦燥性興奮、易刺激性、脱抑制、 […]
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認知症で生じ得る主な認知機能障害について
認知症を呈すると、その疾患ごとに様々な症状が生じます。 認知症で障害されやすい主な認知機能には、『注意』『遂行機能』『記憶』『言語』『視空間認知』『行為』『社会的認知』があるとされています。 『全般性注意障害』 全般性 […]
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認知症と他の病態を区別する方法
臨床を行う中で、「この方は認知症なのだろうか?」と判断に迷う場面は無いでしょうか? 今回は、特に対応する機会が多いと考えられるアルツハイマー型認知症(以下、AD)と他の病態を区別する方法を一部ご紹介します。 まずは生理 […]
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認知症の疑われる対象者に対して、療法士ができること
臨床場面では、認知症と診断されていなくても認知症が疑われる対象者と関わる機会は少なくないでしょう。 そういった際、場合によってはご本人やご家族に受診を促すこともあるかと思いますが、ただ促すだけでいいのでしょうか? ご本人 […]
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認知症を呈する方に多く見られるアパシーについて
認知症を呈する方に生じる行動・心理症状(BPSD)は様々ですが、その中でもアパシー(無関心・無気力な状態)は、Neuropsychiatric inventoryというBPSDを測定する検査を用いた研究で、30~80%の […]